今や、成人の85%が歯周病にかかっていると言われています。
また、歯周病のかかりやすさや症状の進行には女性ホルモンが大きく影響を与えていると考えられています。
女性の歯の危機は3度来る!
女性ホルモンの分泌はライフステージによって変化します。
女性の場合は、単に加齢によるものだけではなく、
ホルモンバランスが大きく変化するために歯周病になりやすい時期がいくつか訪れます。
女性ホルモンがつくられ始める時期。
月経のたびに歯茎が腫れやすくなる。
勉強などでストレスがかかり、免疫が低下して悪化することも。
妊娠すると女性ホルモンが大量に分泌され、歯ぐきが腫れやすくなる。
つわりも口内環境を悪くさせる一因に。
歯磨きが十分にできず、食欲もなく唾液量が減り、自浄作用が低下しがち。
歯周病になると、早産のリスクも高くなる。
閉経に伴い女性ホルモンの分泌が低下するが、
更年期以降はドライマウスの人が増えてくる。
ホルモンバランスが崩れるとともに唾液の分泌が減るため、
歯周病が進行しやすい。
口内の健康に保つために
女性とって、女性ホルモンの変化による影響を避けることはできないものです。
女性は歯周病にかかりやすいとういうことをきちんと理解した上で、ホルモンバランスが大きく変化する時期には口内の変化にも意識を向けてケアしていくことが大切です。
もちろん日頃から毎日の歯磨きや定期的な歯科検診を心がけることも歯周病予防に役立ちます。